AIは「生と死」の概念を根底から覆す? 安野貴博氏が描く、テクノロジーと人間の未来
2025-04-18

ビジネス+IT
AIエージェントの自律的な行動、核融合発電の実現、AIによる創薬… これらの技術は、数年以内に実用化の段階へと進むと予想されています。中でもAIの進化は、エネルギー、医療、金融といった分野を横断的に変革し、既存のビジネスモデルを再構築するだけでなく、これまで絶対視されてきた「生と死」の境界線さえも揺るがしつつあります。
『はじめる力』著者であり、AIエンジニア、起業家、そしてSF作家でもある安野貴博氏。彼は、AIがもたらすテクノロジーの進化の先にある未来を、独自の視点から描き出します。AIと共に進化する私たちの姿、そしてテクノロジーがもたらす倫理的な課題とは。
AIが変える、エネルギー・医療・金融の未来
AIの進化は、単なる効率化や自動化にとどまりません。AIエージェントは自律的に行動し、複雑な問題を解決する能力を獲得しつつあります。核融合発電の実用化は、エネルギー問題を根本的に解決する可能性を秘めており、AIはその開発を加速させます。また、AI創薬は、新薬開発の期間とコストを大幅に削減し、これまで治療が困難だった病気の克服に貢献するでしょう。
金融分野においても、AIはリスク管理、不正検知、投資戦略の最適化など、様々な面で活用が進んでいます。これらの技術は、私たちの生活をより豊かに、そして安全にする一方で、新たな課題も生み出します。