長寿の秘訣はテストステロン?熊本悦明先生が提唱する「人生哲学」とは
2025-04-10

日刊ゲンダイDIGITAL
あなたはどんな人生を送りたいですか?
単に長生きしたいのか、それとも多少寿命が短くても元気に生きたいのか? 人生で最も重要な問いの一つかもしれません。男性医学の父、熊本悦明・札幌医科大学名誉教授(私の父でもある)は、患者さんに「テストステロンとどう向き合うかは、まさに人生哲学」と語っていました。
熊本先生自身の体験が語る、テストステロンの重要性
熊本先生ご自身も、70代からテストステロン補充療法を亡くなる直前まで継続されました。92歳になっても一人暮らしで自立した生活を送り、認知機能の検査も満点だったことは、テストステロンが健康長寿に果たす役割を強く示唆しています。
テストステロンとは?
テストステロンは、一般的に男性ホルモンとして知られていますが、女性にも少量存在します。筋肉の成長、骨密度の維持、性機能の維持など、様々な生理機能に関与しており、加齢とともに減少していくことが知られています。
テストステロン低下症とは?
テストステロンが低下すると、倦怠感、気力低下、性機能の低下、筋肉量の減少、骨粗鬆症のリスク増加など、様々な症状が現れることがあります。これをテストステロン低下症と呼びます。
熊本先生が提唱する「人生哲学」とは?
熊本先生は、テストステロン補充療法を単なる治療法としてではなく、「人生哲学」として捉えることを提唱されました。テストステロンを適切に補充することで、心身の活力を維持し、積極的に人生を楽しむことができると信じていたのです。
健康長寿のためにできること
- 定期的な健康診断: テストステロン値を測定し、必要に応じて医師に相談しましょう。
- バランスの取れた食事: タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取しましょう。
- 適度な運動: 筋力トレーニングや有酸素運動を取り入れ、筋肉量を増やし、心肺機能を高めましょう。
- 質の高い睡眠: 毎日十分な睡眠時間を確保し、睡眠の質を高めましょう。
- ストレス管理: ストレスを溜め込まず、自分なりの解消法を見つけましょう。
まとめ
熊本悦明先生の人生哲学が示すように、テストステロンとどう向き合うかは、健康長寿だけでなく、人生の質にも大きく影響します。ご自身のテストステロン値を把握し、適切な対策を講じることで、より活力に満ちた人生を送ることができるでしょう。